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家賃を下げて1800万円の減収?!

ウチの近所には、以前から気になっている電柱に貼りつけた物件への誘導看板がありますが、先日、大学生の娘を学校に送る途中、その看板が娘の目にとまり「新築で5000円割引って良いんじゃん」なんて言うもんですから、学校へ着くまでの間、「家賃値引き」をテーマに娘と色々話してみました^^

入居者にとって、家賃の値下げは凄く助かるのだけれど、大家さんの立場では全くの逆になります。築古物件の場合は、家賃値下げも手段のひとつですが、今回のように新築の場合は事情が変わってきます。

「たった5000円の家賃値下げで何をオーバーに」と思われる方もいるかも知れませんが、大家にとって5000円の家賃値下げはすごく大きく、一戸あたりの値下げが5000円でも、もしその物件で10戸のお部屋を賃貸するのであれば、5000円×10戸で、月額5万円の減収で、年額では60万円の減収です。いま皆さんが頂いているお給料から月額5万円、年間60万円が減額されるって考えると、その痛さがイメージできるのではないでしょうか。

それが10年では600万円になり、20年で1200万円、30年で1800万円の減収。
1800万円あれば、かなり大規模な修繕や設備投資にまわせて経営を強化できますよね・・

アパートを建てる際に建築会社さんが、近隣の家賃相場や物件数、空室率などをリサーチして、「この地域では、これぐらいの家賃なら、これぐらい稼働するので、年間収入はこれぐらいありますよ。銀行さんに返済してもこれだけの利益が残ります。」といった感じで、とりあえずは表面上の収支を含めた事業計画を作成してくれます。

建築後10年20年と月日が経てば、物件の状態も、まわりのライバル物件も、様々な要因が変わってくるので、そもそもの計画にズレが出るのは仕方ないですが、事業計画をたてたばかりの新築の時に大幅値下げするというのは、すごく違和感をおぼえます。

今回のケースが、リサーチの甘さから来るのか、大家さんの言い値だった家賃を相場に合わせて修正したのか、ただ単純に入居者が決まらないからといって安易に家賃を下げるという方法をとっているのか実際には分かりませんが、事業主である大家さん自らしっかりと下調べをしておかないと、賃貸経営で幸せになるはずの夢が、土台から崩れる危険があるので皆さん注意されてくださいね。

建築会社さんが悪意を持ってそうしているとは思いませんが、担当者さんの力量によってはそうなる可能性も無きにしも非ずなので、最終的には大家さん自身が面倒臭がらずに調べてまわるというのはすごく大切なことですよ。

家賃を下げて1800万円の減収?!




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タグ :家賃値引き

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